女性の薄毛1 〜分娩後脱毛症〜

女性の薄毛1 〜分娩後脱毛症〜

女性にとって、赤ちゃんの出産は命をかけた大仕事です。
確かに子どもを授かることは、多くの女性にとって喜びであることは確かですが、母となる女性にしかわからない苦しみや大変さは山のようにあるのです。また、女性にとって、出産は「子育て」の新たなスタートであり、出産でどんなに疲れていても、そこでギブアップすることはできないという面も併せ持っています。

 

そんな中、出産後のお母さんを悩ませる髪の毛の問題があります。「分娩後脱毛症」です。

 

赤ちゃんを産んだ直後あたりから、髪の毛が薄くなり、出産してやっとおしゃれが楽しめると思ったお母さんに少なからず精神的ダメージを与えてしまうこの症状。この分娩後脱毛症はなぜ起きるのでしょうか。

 

分娩後脱毛症の症状は、一般的に出産後、一時的に抜け毛が増えることや、髪が細くなるなどの変化があることで、髪が急激に減ったと感じるものです。これは、髪の生え変わりのサイクルと妊娠中の女性ホルモンが関係しています。髪は、自然に生えて伸びていく成長期と、いつの間にか抜け毛になる休止期、そして、また生えてくる成長期というサイクルを持っています。

 

しかし、妊娠中の女性の体内では、女性ホルモンが通常よりも多く分泌されているため、その影響で髪が抜けにくくなっているのです。つまり、出産によって女性ホルモンが減ったとき、いままで女性ホルモンで抜けるのを引き止められていた髪が一気に抜け、多くの髪がサイクルの休止期を迎えます。これによって、一時的に髪が薄くなるのです。

 

とはいえ、基本的に分娩後脱毛症は、自然に回復する症状ですから、心配はいりません。女性ホルモンが通常に戻れば、髪のサイクルも安定し、脱毛から2〜3ヶ月ほどで髪の休止期も終わることにより、以前のように髪も戻っていきます。

 

ただし、回復には個人差があることも事実です。
精神的なストレスや栄養の不足などで、1年以上回復しない方や、場合によっては円形脱毛症を併発してしまう方もいます。
なので、回復があまりにも遅いときは、一度専門医に相談してみることも良いでしょう。